ファイル共有ソフトで前科者になった

shareで漫画をアップして摘発され前科者になったので、体験したことを書いてく

ファイル共有ソフトで前科者になった -その15- 〈警察での取調べ2回目〉

1週間後の2月下旬。
2回目の取調べ。午後いっぱい有給休暇をとって約束の10分前に前回と同じ××警察署に着。
今回も同じ取調室に。

前回に要請されていた俺の出退勤簿・休暇簿のコピーを提出。
shareの稼働ログ、警察が傍受した通信記録と俺が自宅にいた時間をつきあわせるようだ。

年配刑事から、俺の家族構成やこれまでの経歴(生まれた場所から現在の仕事内容まで)を聞かれ話していく。
身上経歴調書というらしい。
今回は容疑の内容には一切触れず、身上経歴調書作成のための経歴だけ聴取となった。

HDDクローン作成のための4TB HDDが警察に入荷するまで、次回の取調べは延期。
日程が決まったら俺の携帯に年配刑事から電話が来ることになった。

聴取後の逮捕に備えて下着や着替えを入れたカバンを今回も持ってきてて、
署の出口で若手刑事から
「また着替えを持ってきたんですか?逮捕しませんから大丈夫ですよ。約束します。嘘はつきませんから信用してください。」
と苦笑しながら言われたが、やはり逮捕の不安はぬぐい去れないのだった。

でも、ここまで言われて次にカバンを持って来たら
「あなたを信用してないよ」という意思表示になってしまうから、次からはやめとこう。
部屋に準備しておいて、妻に「俺が家に帰ってこなかったら逮捕されたってことだから、××警察署の留置所に差し入れに来て」と頼んでおこう。