ファイル共有ソフトで前科者になった

shareで漫画をアップして摘発され前科者になったので、体験したことを書いてく

ファイル共有ソフトで前科者になった -その22- 〈検察の求刑・懲役か罰金か〉

検察からの検事調べの呼び出しハガキが入っていないか、仕事から帰るとポストを毎日確認する。
1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月・・・来ない。
イムリミットのある逮捕勾留してる事件(身柄事件)が優先で、俺のような在宅事件は後回しになるとわかっているが、やきもきする。
このまま検事が忘れて7年経って公訴時効になってくれたら嬉しいが、そんなわけ無い。

11月中旬、弁護士に電話して
「送致から起訴まで、在宅事件だと半年くらいは普通ですかね?1年くらい待ったほうがいいですか。」と聞いてみる。
「さすがにそんなにはかからないですよ。こちらから検事に問い合わせてみます。」と弁護士。

翌日、弁護士が検事に進捗状況を問い合わせると、検事から略式処分で罰金刑を考えていると伝えられたと、電話が来た。
懲役執行猶予で一発解雇になることはなくなった!
ああ、よかった・・・
摘発された直後は悩んで悩んで、「解雇で退職金がなくなるより、こっちから辞表を出して自己都合でやめたほうがいいかも」と退職金額まで計算してたが、先走らなくてよかった。

翌々日に検察事務官から、検事が取調べするので地方検察庁支部に来るよう電話が来た。(急だな)
2日後の午後2時に約束。