ファイル共有ソフトで前科者になった

shareで漫画をアップして摘発され前科者になったので、体験したことを書いてく

ファイル共有ソフトで前科者になった -その10- 〈警察での取調べ1回目-3

年配刑事からの聴取中、若手刑事は箱から押収したパソコンを取り出し、警察のモニターにつないで内容を確認している。

俺のパソコンには
①OS、アプリ本体
②自分で撮影した動画や写真
③shareキャッシュフォルダ&ダウンロードフォルダ
④shareでダウンロードしたマンガファイル(共有フォルダに設定)
⑤テレビチューナーで録画したTSファイルの保存
の5つの物理HDDが入っており、このうち③④⑤は4TB HDD。

それを確認した若手刑事
「堀内さんのパソコン自体を解析するのではなく、HDDをコピーしてクローンHDDを作ってそれを解析しますが、今県警には4TBのHDDがないのでクローンが作れません。手配するので、届くまでまた封印します。」とのこと。
箱にパソコンを戻し、ガムテープで閉めてシールを貼り、日付と名前を書いて封印の指印を押した。封印を指差したポーズで写真を撮られる。

スマホのロック解除方法を聞かれたので説明すると、技術担当らしい捜査員がUSBで機械に繋いでデータを吸い出そうと試みるが、国産ではなくシャオミ(中国製)のredmi noteでOSもシャオミ製のカスタムandroid(MIUI)なので上手くいかないようだ。

携帯電話は普通のAUガラケーなのでデータ吸出し作業はすぐに終わり、電話がないと困るだろうということで、その場で返却(還付)されることになった。受取証(還付請書)に指印を押す。