ファイル共有ソフトで前科者になった

shareで漫画をアップして摘発され前科者になったので、体験したことを書いてく

ファイル共有ソフトで前科者になった -その21- 〈会社へ報告〉

弁護士と打合せするため弁護士事務所に行く。
弁護士が検事と面会したとき、俺が会社からの懲戒処分を受けたか検事が気にしていたとのこと。
弁護士の見解としては、社内処分を受けていれば「既に社会的罰を受けている」ということで検事が起訴猶予とする可能性もあるかもしれないとのことだった。

これまで「会社に知られずに済むならそれにこしたことはない」と思っていたが、社内処分を受けてでも不起訴になったほうが良いと判断し、弁護士と相談のうえ会社に報告することにした。

会社に報告した内容を検察官に提出したほうが良いので、書面で「非違行為報告書」を作った。
テンプレートは無いので日付と相手(部長名)と反した法律名、犯した行為の概要、反省しており二度としない旨を書いた。
どういう反応をされるか、気が重い。

夕方になりあらかた課員が帰ったあと、直属の上司(係長)に「すいません、話があります。非違行為の報告です。課長と一緒に部長にご報告します。」と切り出す。
驚いた顔の係長と一緒に課長に話し、係長課長と一緒に部長室に入った。
応接テーブルに座る3人に「大変ご迷惑おかけしてしまうことになりますが、非違行為を行い警察から家宅捜索を受けました。」と報告書を配る。
3人が目を通す。口頭で内容を説明する。
3人ともファイル共有ソフトがどういうものかわからないようで、詳しく説明した。

「自ら報告してくれてありがとう。まずそれが嬉しい。」と部長。
「これがどのくらい悪質な行為なのかよくわからないが、違法行為に違いないから人事課には報告しないといけない。なんらかの処分は避けられないだろう。でも飲酒運転で人を傷つけたとか会社の金を横領したとかではないので、解雇まではされないのではないかな。」
とのことだった。
予想外に厳しくない反応だったのでホッとした。

数日後、課長から「人事課に報告したが、前例がないので、刑事処分がわからないと会社としても処分が決められない。刑事処分が確定したら再度報告してほしい。」とのことだった。
何か処分してくれれば不起訴になる期待もあったが、そういう方針なら仕方ない。
弁護士には非違行為報告書のコピーを渡し、会社に報告した事実といずれ処分が出る見込みだと検事に伝えてほしいと頼んだ。